×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

|
多種多様に日々徒然
小言だったり小説一部だったり、
コメントはお好きにどうぞ
| |
後悔はしていない
掌に転がる白いボール。随分、離れていたそれ。
後悔はしていない。けれど、戸惑いはあった。 彼らと練習していたときとは違う。私だけに許された、この場での特権。 こげ茶色の土がそのステージを作り出した。 スポットライトの変わりに焼け付く太陽の光。 横断幕はきっと、この蒼い青い晴れ渡った空色。 観客はベースのそばに立つ、あのバッター。 十分だ、 呟いた声は誰にも聞こえない。ボールだけに捧げた誓いの言葉。 深く吸い込んで、一拍置いて少しずつ吐き出した。 黒いグローブの中にある玉を握る。 考える必要なんて無い。身体が覚えてる。 握りを気にする必要も無い。一番得意としたボールだ。 二回目の呼吸でゆっくりと目を開けた。 睨むように構えるバッターの真横。キャッチャーが構えるミット。 少し茶色に焦がれたプレートを踏んで、セットする。 右足をゆっくりといつものリズムでワインドアップ。そこからはもう無意識に。 振りかぶった手から、ボールが離れる感触。 ああ、最高に気持ちが良い。 PR コメントを投稿する
この記事のトラックバックURL: <<夕日の後の紅い陰 | ブログトップ | 拍手>> | Calendar
最新コメント
アーカイブ
アクセス解析
|