1組の名物コンビが喧嘩した。
その情報は瞬く間に野球部の中を駆け巡ることとなる。
いつも言ってるじゃないか
そうさ、いつも聞いているよ
「三橋、これ食べる?新発売の中華まん。」
「え、ぁ」
「ああ、三橋。これは?好きだって言ってたチョコ」
「あ、の」
「「ねぇ、三橋」」
「~~、」
「何、やってんの?あれ?」
「ちーす、花井。」
「ちーす、巣山。」
「見てわかんね?」
「「は?」」
「喧嘩」
「マジ?あの二人が?」
「じゃあ三橋を甘やかしてんじゃなくて、三橋が巻き込まれてるの間違い?」
「そーゆーこと。」
「ちょっと、アタシと三橋が話してんだから栄口あっちでだべってろよ。」
「違いでしょ。俺が三橋と喋ってたんだよ。そっちこそ泉のとこ行けば?」
「はぁ、?ふざけんな。そっちが割り込んできたんだろ。」
「その歳でぼけたわけ?少し前のことも思い出せないなんてかわいそうだね。」
「栄口こそ、今さっきのこともう忘れたわけ?三橋嫌がってんだからさっさと消えろ。」
「嫌がってるのはそっちが強引だからだろ?目障りだよ。」
「な?」
「・・・お前、良く平気だな巣山。」
「あれだ、あれ。」
「あれ?」
「慣れ。」
「慣れねー。」
「つーかすげぇどす黒いオーラ出してるぜ?」
「うわ寒気。サムッ、俺鳥肌たっちゃったーv」
「「うっせー水谷!!キモイんだよ!!」」
「君等ホント仲いいよね!!」
「で、結局何が原因?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「え、あの・・・」
「巣山~」
「今度調理実習あんじゃん。」
「あー、クリスマスケーキ作りだろ?」
「そんで俺等と坂下の4人で班なったんだけどさ、そしたらこの二人。」
「イチゴに生クリームだって!!」
「ブッシュ・ド・ノエル。」
「そんな難しいの作って失敗したらどうすんのさ!!」
「しないよ、お前等手先器用なんだからさ。」
「俺は反対。ここは無難なのが良い。」
「折角のクリスマスケーキだよ?それっぽいの作るだろ!!」
「じゃあせめてチョコケーキとかさ!!」
「クリスマスなんだからそこは生クリーム主体だろ!!」
「ブッショ・ド・ノエルは生クリームじゃないだろ!!」
「シュガーパウダーか何かで雪降らせられるんだって!!切り株なんだからさ!!」
「って、朝からこの調子。」
「・・・くっだんねー!!」
「うわ、」
「「三橋、どっちが食べたい!!??」」
「え、えー・・・」
「そして被害を蒙る三橋ってな感じ。」
君は言った。
君はボクの親友なんだよ。
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